
今月の一枚 1月度
「離れ笠雲」
会員No.216015 河合定夫
撮影地:山梨県山中湖パノラマ台
カメラ:ペンタックス67:55~100㎜
恒例の年末、年始の富士山撮影へ行きましたところ、大晦日に、来る年を祝うかのような、綺麗な離れ笠雲が富士山に湧いて来ました。
年末にこのような写真を撮影するのは、富士山には25余年通っておりますが、はじめての事です。
来年も良い写真を撮れますようにと、願いを込めて撮影して来ました。

今月の一枚 3月度
「 紅白の競演 」
会員番号 213011 田中 均
撮影地:広島県安芸高田市
カメラ:FUJIFILM X―T2 ・レンズ:18~135㎜
昨年の春先、広島北部エリアを訪れた際、小さな梅林を見つけました。梅の木の数は少ないが、紅梅あり白梅あり見事に咲いておりました。その中で存在感ある幹の垂れ紅梅を主役に、バックの白梅との競演をテ-マにシャッタ-を切りました。早春の情景が表現できていれば幸いです。

今月の一枚 4月度
「 山桜遠望 」
会員番号 214008 長田 善秀
撮影地:長野県池田町陸郷 桜仙峡
撮影日:2017年 4月 18日
カメラ:ニコンD800E レンズ:28~300㎜
数年前の春先 4月中旬2泊の撮影に出かけました。早朝の山桜を狙って翌朝3時頃起床し撮影目的地に行きました。しかし到着してみると昨夜からの雨は止まず撮影もままならぬ程の土砂降りで諦め半ばバス中で1時間ほど待機しました。すると驚くなかれ雨はぴたりと止み雨雲は瞬く間に消え去る中、待望の太陽まで顔を出し光は刻々と変化して素晴らし光景を見せてくれました。
この一期一会のドラマチックな光景に出会えたことに感謝しながらシャッタ-を切りました。風景写真で良き出会いには粘りも又大切と痛感しました。

今月の一枚 5月度
「 霧まとう森 」
会員番号 216011 川名 和夫
5月中旬月山姥ケ岳のブナ林に魅せられ年 2 回~3 回訪れます。
郡山から月山ネイチャーセンターまで車で 4 時間、丁度この時は小雨が幸いし、ブナ林は霧につつまれていました。気持ちが高ぶりフィルムをカメラに入れブナ林広場へ向かい、霧の中で撮影を 3 時間ぐらい致したその時の作品です。

今月の一枚 6月度
「金色に染まる海」
会員番号 216005 氏家 正
撮影地 :熊本県宇土市御興来海岸
カメラ :キャノン5 D r S
レンズ :EF70~200㎜ F4L USM
御興来おこしき海岸は、潮の上げ下げが激しいことで有名ですが、その実際をまだ見ていなかった私は、2年ほど前の春、友人数人と共に現場へ出向くチャンスに恵まれました。当日は休日だったこともあって、朝から場所取りが大変でしたが、天候は晴れ。昼を過ぎるあたりから、予定通り、干潮が順調に始まりました。その干潮が頂点に達したのは、太陽がまさに水平線下に沈まんとする午後5時半近く。凪いた海には、一様に砂紋ができて、殆どのところは金色に輝く、という美麗の海でした。

今月の一枚 7月度
「寸光に遊ぶ」
会員番号:208019 善宝 知子
撮影地:青森県十和田市奥入瀬渓流
撮影日:平成30年9月2日
カメラ:キャノンM6(APS-C)レンズ55x200mm
青森の帰り、ちょっと遠回りして奥入瀬渓流を車で走っていたら、一瞬の日を浴びた場面に出くわしました。太陽の動きはとっても早かったのですが その光と遊びながら撮影した一枚です。紅葉もまだ早いので、たいしたことないと思って、いつもの相棒カメラは持っていかず、コンパクトデジカメで撮ってしまいました。 失敗! 写真を撮っているときって何もいらない。その感動に浸ることができて最高の喜びです。 時には落ち込んで、時には投げ出したくなる事もありますが。生きていると実感する時でもあります。花は終わっていたようですが、感動はひとしおでした。

今月の一枚 8月度
「青の復活」
会員番号:216018 松本 淳
撮影地:北海道上川郡美瑛町白金
撮影日:2017年 7月 5日
カメラ:キャノンEOS 7D レンズ:EF-S 18~200㎜ f 3.5~5.6 IS
写真を趣味として本格的に始めて間もない頃に、北海道の美瑛を訪れて感動を覚えた「青い池」が平成28年8月の台風9号の大雨の影響で池に土砂が流入、池が茶色に濁る被害が発生、周辺の美瑛川の護岸が崩壊したために池周辺は立ち入り禁止となり、とても無念な思いをしました。旭川開発建設部の復旧工事で池周辺の安全が確保され、立ち入り制限が解除された事を知り、翌年家内を連れて訪れた時のカットです。「青い池」は災害前と変わらずに綺麗な青い色に佇んでいて、感謝と再びの感動を貰いながら、自然の回復力の凄さを感じました。これからも自然風景に感謝する心を持ちながら撮影を続けたいと思います。

今月の一枚 9月度
「 水面の揺り龍 」
会員№ 217005 高橋 佳美
撮影地:北海道七飯町
撮影日:2018年7月11日
カメラ:ニコンD810 レンズ:28~300㎜
私は、数年前から春夏秋に何度か北海道大沼国定公園の撮影に出掛けています。大沼、小沼の周りは、観光地として整備されていて、人工物も多いのですが、残された自然も素晴らしく、四季を通して訪れたいと思わせてくれるところです。数年前の夏、この回は、晴天に恵まれず、雨天での撮影を続けていました。帰宅日の早朝、小雨の中、大沼の畔を撮影していると、ようやく雨が止み、釣り船のたてた波に浮草が揺らいでいるところに出会いました。青空の映り込みと水草が描く模様の美しさに何度もシャッタ-を切りました。

今月の一枚 10月度
「 秋 燦 々 」
会員番号 218001 吉田 文夫
撮影地:志賀高原平床
カメラ:ニコンD800 レンズ: 28~300mm
志賀高原には何度か撮影に行きましたが、なかなかこの時期は、自分の描いた写真が撮れない事が多くて苦戦していた折、たまたま休憩をかねて車を止めた平床で撮った一枚です。平床は大噴泉で有名ですが、付近一帯が平らでまさに広々とした平原の趣があり、清々しい爽やかな気分にさせてくれます。朝の8時頃、右後方からの光で白樺の葉がきらきらと光り輝やいていました。光と影のバランスがいいなと思い、シャッタ-を切りました。

「 秋彩の滝 」
会員№ 217001 佐々木 節子
撮影地 :秋田県鳥海町
撮影日 :2018年 10月 22日 am10時
カメラ :Canon EOS 5DマークⅢ
レンズ: Canon 24~105㎜(被写界深度47㎜)
デ-タ:F22 (-1/3露出 ) T 1/4秒 iso 100
晩秋の鳥海山の白い木肌のダケカンバに、朝日があたると一瞬 骨骨とした木々が、赤く染まります。まるでスポットライトを浴びて、舞台で踊っているようです。そんな光景が大好きで、何度も鳥海山へ通いました。5合目付近は、もう冬の始まりですが、山麓へ降りてくると、まだ秋を感じさせる光景が残っています。「法体の滝(ほったいのたき)」周辺も、その一つです。燃え盛る紅葉の斜面に白い瀑布がひときわ映えて、荘厳な流れが錦繍に包まれています。鳥海山にその源を発し「日本の滝100選」にも選ばれた末広がりの三段の滝です。そのあざやかな色彩に魅せられて撮した写真です。

今月の一枚 12月度
「 秋 彩 」
会員№ 217014 萩原 正良
撮影地 : 岡山県真庭市 山乗渓谷
撮影日 : 2019年 11月13日
カメラ : キャノン 5DマークIV レンズ: 24~105㎜ズーム・ISO 50・F16・ 8秒
秋の撮影を岡山県山乗渓谷で撮影した作品です。紅葉部分のみ光が当たり感動する渓谷でした。これをストレ-トで写すと、岩肌が真っ黒に写ってしまします、そこで魅力的な岩肌を表現する為にハ-フNDフイルタ-で明るさを調整して写してもいいのですが、私はハイライトとシヤド-をスポット測光で計り、それにより8秒露光で撮影しています、その時ハイライト部は0.3秒(紅葉の場所は0.3秒で適正)黒い板でハイライト部を0.3秒で、かくして撮影しています。(時間差露光撮影)この方法で写すと目で見えた風景が写せました。