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「未来へ」

会員No.210012  飯田恒弘

撮影地:広島県北広島町

カメラ 6x7

「地元でテーマをもって撮影を続ける場所を探しなさい」という師の言葉に従い、今から20年前、広島周辺に撮影地を探して歩き回りました。そしてようやく西中国山地・臥龍山の森に出会うことが出来ました。その森にはブナをはじめトチ、ナラなどの落葉広葉樹の巨木や奇木が点在し、四季折々すばらしい表情を見せてくれます。しかし当初は、なかなか作品になりませんでしたが、何度も通っているうちに森の表情を少しずつ表現出来るようになりました。そんな折、この森の作品を応募していた全国誌から最優秀賞を頂くことができました。この作品は雨上がりの森が見せる生命力、季節感を表現していると評価を頂きました。自分が取り組んだテーマが評価されて感激しました。この作品をきっかけに地元広島の森を撮影するという私のテーマを確立することが出来ました。以来、西中国山地の森の撮影を今も楽しんでいます。

 

​2018年12月掲載

「飛騨岩のダケカンバ」

会員No.206009  清水基夫

撮影地:奥飛騨

2001年に電機メーカーから名古屋の大学に転職しました。単身赴任でもあり、時間的余裕も少し出来たので、休日には風景写真の撮影に出かけることが多くなりました。手近な長野、岐阜、三重、奈良などの山や滝、京都・奈良の桜・紅葉が主な被写体です。

中でも記憶に残るのが、この奥飛騨のダケカンバです。白山山系の北端にある三方岩岳(サンポウイワダケ)は、その頂上に飛騨岩、加賀岩、越中岩という3つの巨岩がある山で、北側に紅葉で有名な白山・白川ホワイトロード(旧称:白山スーパー林道)が通っています。林道の駐車場から40分ほどで登れる三方岩岳展望台は、二つある三方岩岳のピークの一つで、この写真は、家族連れのハイカーがお弁当を広げる小さな広場のはずれから、東側の谷を覗き込んで写したものです。ダケカンバの巨木と背景の紅葉とが、差し込む午後の光で輝いて見事でした。1.2mx1.6mにプリントしましたが、フレームを引き受ける店がなく、やむなく自作して、今も居間の壁に架かっています。

 

​2018年11月掲載

「冬の風音」

会員No.210010  笠原 淨

撮影地:福島県裏磐梯

カメラ:6×4.5  レンズ:45㎜

10年ほど前、写友四~五人と冬の裏磐梯を訪れました。生憎の悪天候で宿に閉じ込められて悶々としていた最終日、やっと雲間が見えた早朝、宿近くの曾原湖の水辺で数本の枯れた葦に出会いました。

葦には表情があり、風に負けない様に前かがみになりながら、葉を風になびかせていました。白と黒、そしてハーフトーンの静寂感の中で、葉の動きが冬の寒気と風音を感じさせてくれました。葦の茎と葉の微妙な動きにどうピントを合わせるのか大いに迷いながら、シャッターを押したのを覚えています。

この情景が撮れた時、私は初めて風景写真の中に、撮り人の感情を素直に盛り込むことが出来たと自画自賛しました。

​2018年10月掲載

「峡谷の羽衣」

会員No.212008  平野 和彦

撮影地:北海道上川郡東川町天人峡温泉

カメラ:中判デジタル 120㎜

今年6月、新婚旅行以来38年ぶりにマイカーで北海道を周遊した。7泊8日の行程中、たまたま東川町の旭岳温泉に宿が確保できたので、我らがPFJ『四季の彩り』巡回展を訪ねた後、天人峡温泉の羽衣の滝へと車を走らせた。

運良く滝への遊歩道は6月11日に5 年ぶりに再開したとのことであるが、見晴台付近で発生した大規模な土砂崩れの名残も見受けられた。妻のサポートで無事に撮影を終えたが、遊歩道の復旧に向け、国(環境省)や北海道、地元東川町そして地域の方々は並々ならぬ御苦労があったことを帰宅してから知った。さらに、私たちが訪ねた一週間後、大雨により、天人峡温泉への道が一部崩壊し、再び羽衣の滝へのアプローチが閉ざされてしまったとのこと。全くもって心が痛むことであり、関係の方々にこの場を借りてお見舞いを申し上げたい。

この写真は、風景を守り支える人たちの存在を私に気付かせてくれた大切な一枚となった。

​2018年9月掲載

「朝霧晴れて」

会員No.205038 金子 義成

風景の好きな友人に誘われ新緑と棚田を一泊二日予定で撮影に行く事になり、唯、予報では天気が悪いので一寸心配です。当日横浜を出て十日町に着いたのは十三時を少し過ぎた頃でした。遅い食事を採っていると表は小雨が降って来たので、様子を見ていたが止む気配がないので、棚田と美人林の様子を見て、山古志の役場近くの宿に着く。撮影の場所に近いので、当日は撮影を諦めて、明日に期待して床に入る。二日目二時頃外を見ると雨が小降りの様子。三時半頃雨が上がっているので支度を整え、撮影場所に。現場にはカメラマンが5人待機中。我々も準備をし、霧の晴れるのを待つ。霧が多くなり三十分位過ぎた頃から急にあがり始めシャッタチャンス。特に慎重にシャッターを切る。十六年の新潟地震よりこの風景を撮ることがこの風景が取れないのが残念です。

​2018年7月掲載

「 朝焼け 」

会員No.211002  斉藤 松一郎

撮影地:長野県山ノ内町 渋峠

カメラ:6×4.5cm

写友に誘われて志賀高原熊の湯に一泊しホタル撮影に出掛けました。その夜、ホタルが飛び始めるとその場所に大勢の見学者が現れて、思うようにフレーミングが取れなく、残念ながら撮影を諦めました。

翌朝、渋峠に行き日の出の写真を期待しつつポイントに立ちましたが、生憎の曇り空で到底日の出は望めないのではないかと撮影を諦めかけたところ、日の出直前に雲が赤く染まり始め、見る間に今までに見たことのないような朝焼けの光景になりました。私は夢中でシャッターを切り続けました。

一期一会の出会いは、30分も経たないうちに雨が降り始めたので、急ぎカメラやレンズを仕舞い込み、その場を引き上げました。この朝焼けは今でも心に残っています。写真はその時の感動の一枚です。

2018年6月掲載

「 春 一 番 」

会員No.208004  加藤 宗次

撮影地:山梨県山中湖村

カメラ:SONY α7Ⅱ

山中湖に友人数名で撮影に行った時、強烈な横風を受け、湖面上の厚い氷が岸辺に打ち砕ける風景を初めて見て、自然の“力”の強さに“ビックリ”

露出、絞り、横風に注意しながら10カットほど撮影をしました。

​2018年5月掲載