デジタル部門

「池の中の骨」 宮永和紀
青森県蔦沼にて朝陽を待つもこの日は厚い雲に覆われ思った様な情景にならず、多くの写真家が帰る中、一人蔦沼巡りをした中での一枚です。池の中に倒れた木をかなりアンダーに設定し撮影しました。山口先生から心の写真という評価も頂き非常に嬉しく思っております。
場所:青森県蔦七沼にて
カメラ、レンズ:Sony α7RⅡ + CANON EF70-200mm F2.8L IS II USM

中川由紀子
朝陽が射し始めると、霧が少しづつ立ち込めて木々の間からオレンジ色の光が射して来ました。
その光は、だんだん長く強い光になり広がって来ました。森の目覚めを感じる光芒に出会った瞬間です。
三脚の固定できる範囲が少なく、足元が不安定なのも忘れてゴーストがないように、カメラをずらしながら夢中で撮りました。
場所 軽井沢 竜返しの滝
カメラ キャノン6DmarkⅡ レンズ24-70㎜

「秋燃ゆる」 杉本時生
一昨年10月下旬、長野県立科町を訪れました。ツタウルシの紅葉撮影は初めてでしたが、運良く紅葉真っ盛りでした。林の中を歩き回りながら、この感動をいかに表現すべきか模索する中で、年初に購入後出番の少なかった魚眼レンズで行こうと決定。
周りの雰囲気を残し、直立する樹々が湾曲しないよう、また他の撮影者が画面に入らないよう気を付けながらアングルを微調整して撮影。不自然な姿勢で足腰や首がかなり疲れましたが、苦労した甲斐がありました。ありがとうございました。

「大河流れる」 渡邊 潤
星空の撮影に阿智村や八ヶ岳方面まで足を延ばすことがありますが、近場での撮影地としては日光が最適な場所です。戦場ヶ原、金精峠、山王峠など、空を飾る星々が頭上に見事な天体ショーを繰り広げてくれます。回りの山々が街の灯りを遮って漆黒の空に星が瞬きます。また、いろは坂は眼下の日光方面の街の灯りを取り入れながら雄大な自然風景として狙える場所でもあります。旧暦の七夕に天の川に織姫と彦星に思いを寄せて撮影しました。
使用カメラ フジ X-T10 レンズ XF10-24mm 10mmで撮影
撮影月 8月 撮影時間 午前2時50分 シャッター 100秒 ISO 3200
露出 f4(補正なし) ピント(手動) RAW撮影(現像後JPG変換)
撮影地 栃木県日光市第二いろは坂の駐車場
プリント・フィルム部門

光の滴 田村元紀
「見えない滝」にチャレンジしました。周囲は薄暗かったのですが、敢えて、絞って7秒程度の露光で撮影し、プリントしたところ、想定以上に雰囲気が出ました。
私自身は大満足なのですが、先生や先輩方の評価にはドキドキでした。
今後もチャレンジを忘れずに精進したいと思います。

峡谷の滝 大和田武司
この作品は2017年7月7日に撮影しました。
この場所は岐阜県中津川市付知町にある峡谷です。付知川の源流に位置します。
ここには3つの滝があり、不動の滝、観音滝、仙樽の滝があります。
作品の滝は観音滝です。
付知峡は水がエメラルドグリーンなので一度行ってみたいと思い、7月6日の19時頃家を出発して深夜の3時半頃に付知峡から少し離れた花街道道の駅に着き、花街道道の駅で仮眠をして、付知峡の駐車場に着いたのは6時半頃、駐車場から約20分位遊歩道と階段を行くと、滝の展望台に着いたときは周りはまだ薄暗く写真にならないと思い、陽が滝に入るのを待って撮った1枚です。